産後ケア

未だに理解していないこの国の出産事情。
退院後ってどーなってるの?と思っていました。
退院時に病院のmidwifeから渡された3通の封筒。
1通はGP(かかりつけ医)に、1通はcommunity midwifeに、もう1通はhealth visitorに提出してね、とのこと。
GPは良いとしても、community midwifeとhealth visitorに出すってどうやって?

退院後翌日、謎が解けましたー。
何の前触れもなく玄関先に「widwife~♪」と訪問者。
病院からcommunity widwifeに連絡していたようで、おばちゃん1人突然登場。
オマタと子宮の回復状況をさっと目視、
コンニャク氏の状況をさらりと見て、
あなたの担当地域のミッドワイフはどこそこで電話番号はココよ、と教えてくれ、
10分程度で立ち去る。
あー、community midwifeってこうやって自宅訪問するのね、
自分でわざわざ外出しなくていいなんて、なんて楽なサービス。。

なんだけど、
事前連絡なし!?
ついでに言うと、ワタスのフラットのセキュリティってどーなってるの!?

ってことでcommunity midwifeは血液検査含めこのあと3回、
すべて事前連絡なし、玄関先に突然現れるのでした。。
*近所の方曰く、回復状況によって訪問回数が違うようで、
私の場合は産後10日間のうちで4回訪問。

さて問題のhealth visitor・・・
これって何?と訪問してくれたミッドワイフに聞いたところ、
出産後10~14日の間に時間確認の電話が架かってくるわよ、と言われる。
ってことで翌日health visitorさん登場。
そもそもヘルスビジターって何するのか知らんぜよ。。
でとりあえず登場した方の話では、
出産はどうだった?パートナーの立会はした?産後はどう?
と言った会話(アンケートなのかどうかは不明)のあと、こんな冊子頂きました。

予防接種・母乳育児・今後の家族計画云々
ミッドワイフとはなんとか会話できたものの、
ヘルスビジターさんはそもそも訪問目的が分からなかったから英語が出ない出ない・・・
言っていることはわかるけど、返答できず。。。
「私は水曜にドコソコでbreastfeedingの指導しているからぜひ来てね」
とおしえてくれるものの、
ワタスbreastfeedingあんまり好きじゃないんだよなー・・・とは言えず。
そんなんで40分ほどカタコト英語で頑張りました。
ちなみにこの突然の自宅訪問、NHSなので無料です。

そうそう病院退院時にイギリスの母子手帳もらいました。

身長・体重・検査結果・予防接種等々の記録をしていきます。

day 10

私は母乳が出ないようで、また元々完全母乳で育てるつもりはなかったので、
基本的に市販ミルクを使い、補助的に母乳(以下チチ)にしてます。

が、粉ミルクって準備タイヘーン
夜中にそろそろコンニャク氏が起きそう、と思える時間に準備を始めるのだけど、
その前に泣きはじめて間に合わない!ってことがあります。
そこで先にチチをあげておいて、あとからミルクを足すことにしたのだけれど、
泣いて泣いて泣いて(あ~こんな言葉書くと工藤静香の曲を思い出す)
泣かれて泣いて、でもチチは出ず、って状況。
ぼそりとつぶやいたワタス。
「水木しげるに出てくる妖怪みたい」

さすがのぽんもびっくり。
わずか10日目にしてワタスが育児疲れをしているのを察知。
翌日自分1人でコンニャク氏を見ているから、少し外に出ておいで、と言ってくれました。
1時間半ほど、お茶だけしに外に出てすっきり。
産後はあまり動かない方がいい、って話もあるけど
家の中にいて鬱々するよりは外に出た方がいいこともある。
なにより、ぽんが早くに気が付いてくれたことが良かった。

ちなみに最近は昼間は粉ミルク、夜は手抜きしてカートンタイプを使用してます。
これラクチン

更に手を抜きたい時はこっち

使い捨てteat付きミルク。
ただコンニャク氏、最近は90mlじゃ足らないのでこれは主に外出用かな。

そして画像をamazon.japanからお借りしたのだけれど!
すごい金額で売ってますねー・・・
イギリスでもこのteat付きは高いなーと思っていたのだけれど。

出産レポ③

軽い睡眠のあと、朝食のトーストとシリアルを食す。
この薄っぺらくて冷めたトースト、悪くない、とコーヒーと共に流し込む。
おにぎり、パン、スナック菓子諸々持ち込んだが、
近くにアタリヤという日本食材店があるのでぽんに買い出しに行ってもらう。

その後夕方まで同じ部屋でゆっくりと過ごすが、
さすがに次の分娩があるらしく、産後棟に移動してねと言われる。
ぽんは荷物持ち、私は車椅子で移動。(歩ける状況じゃない~)
てっきり相部屋か!?と思っていたが、完全個室。
もちろんシャワー・トイレ・洗面台あり。
delivery roomの3分の1程度の広さだけれど、ゆっくりするだけなので問題なし。
家族・パートナーの宿泊は不可。
但しパートナーの滞在時間はmidwife相談で決まるという適当さ。
ぽんは23時まで同室し、一度帰宅。
起き上がるのもやっとなのに、
夜間にコンニャク氏のおむつ替えとミルクはかなりハード。
朝8時にぽんが来るとしても、最低1回、いや2回はベッドから起き上がらなければならないと考えると気が滅入ってくる。

10月6日
朝からバウンティパックの業者、コンニャク氏の検査、ワタスの検査諸々と
red book(母子手帳)を渡される。
担当者からは「今日退院できるわよ~」と言われる。
午前・午後とのんびり過ごす。
夕方になって、帰宅したい旨を伝えると、
midwifeが「今日も泊っていけば?」と言ってくれる。
う~む。。
NHSは追い出されるように退院しなければならない、って聞いてたのに
そんなことはなく、泊まれるんや~と感心。
でも夜間にコンニャク氏の世話を1人でする気力がなく、退院を決意。
病院の方がmidwifeがいて物理的には安心なんだろうけど。
枕が変わると眠れないというか、環境が違うと落ち着かないので、
日本のように5日6日の入院は私には向いていないーとも思う。

退院時にGP・health visitor・community midwife各々に出す書類、
the register office(出生届を出すお役所)に出す書類をもらう。
この書類を作ってもらうのになんと3時間!
他の仕事の合間合間に作ってくれたとはいえ、
そんなに時間がかかるなら泊っていったのに・・・と後悔。
ということで退院は22時になってしまいましたー。

帰り際に、ささやかながらdonationをお渡ししようとしたら、
「いいのよ!いいのよ!2人でディナーにでも行ってきなよ!」
と受け取っていただけなかった。
ホロリ
出産時でさえも朦朧として涙なぞ出なかったけれど、
このmidwivesの仕事ぶりと優しさに涙ホロリ。
やっぱりkingston hospitalを選んで良かった~

*追記
写真がカメラから出てきたので掲載。
postnatal wardから見た風景。
もうここに来ることはないな、と思ってすでに懐かしく感じられる。

出産レポ②

とにかく私の希望は無痛分娩!
pain free! pain free!と言い続けると、
これ吸ってとチューブに付いた口にくわえる部分と差し出される。
あ~これが笑気ガス(air&gas)ってやつか、と口にくわえる。
スーハー吸っていると頭が朦朧として来て、陣痛が軽く感じられるそうな。
軽く感じるというか、ダイビングのあれ、ほらあれ、レギュレーターみたいだなと思いだす。
最後にダイビングしたのは1年半前かぁ・・・
と回想していると確かに痛みが和らぐような。
その合間に心拍数を測る機械を付けられ、点滴の用意。

その後マリアがいろいろと質問してくる。
へその緒は誰が切る?
skin to skin(日本で言うカンガルーケア)はする?
分娩時にしたいポーズはある?等々
あーそのへん全部birth planに書いたけど・・・
やっぱりbirth planって書く意味なかったのね、ここは噂通りだわ、とこれまたぼんやり。

「Can you understand English?」
「No!!」
横にいたぽんが苦笑い。
Epidural(無痛分娩と言えばこれ、硬膜外麻酔)を打つのに、
口頭で若干の注意事項の説明と同意が必要なので、
多分そう訊いてきたのかと思う。
笑気ガスで意識朦朧として英語聞き取る気ゼロ。
立会拒否と言っていた割には、ぽんが通訳代わりに居てくれて良かったと思う。
麻酔医があと20分で来るわ、と言われたが来ず。
「エピは間に合うのか?」と言う私の質問に対し、
I know,I konw~と答えるマリア。イギリス人のこの適当感、怪しい。。
麻酔医によりエピ投入。陣痛が軽くなる。
この時点で子宮口8cmだったそーな。(10cmが出産タイミング)
事後談ですが、結局麻酔医は1時間後に来たそーです。
無痛分娩の妊婦さんが多いので、ここでも順番待ちです。

10月5日
その後、マリアの掛け声に合わせていきむ。
が、
いきめないー。
下半身に力が入らないんですよ、無痛って。
ただ、このマリアの掛け声は良かった!
「contractions(陣痛)?」
「harder,harder,harder!more,more,more!」
ってな感じでリズミカルでこちらの気分を上げてくれる。
ちなみにエピを使っても陣痛の波は軽く感じられます。
1時間半後、一向に出てくる気配がないので会陰切開。
エピのお蔭で痛みなし。
この時の出血を見て、私が死ぬんじゃないかとぽんはハラハラしたそーです。
この時のエピの持続時間は4時間。
少しずつ痛みを感じるようになってきたので、エピを追加してもらう。
その後吸引機を使って、
delivery room入室後5時間半後出産。

その後縫合。
担当者に2cm位?と聞くと、
これくらいね、と指で長さを表してくれた。訊かなきゃ良かったと思った。
この時もエピが効いていたので痛みなし。

コンニャク氏の処置をしてもらった後、抱かせてもらう。
意識朦朧、私が抱くよりコットの方が安全なのですぐにmidwifeにお返しする。
その後ぽんも私もそのままの状態でひと眠りする。

今思い出しても、
「子宮口8cmまでなら陣痛より歯痛の方が痛い」
と思う。

続く

出産レポ①

出産レポ、書くか書かざるか迷ったけれど(面倒なので)
今後NHSで出産する方の参考になればと思い。

10月4日
朝、ピキーンとしたお腹の痛みが2回。
これが前駆陣痛か?と思うも、その後何もないので普通に過ごす。
13時頃、近くのイタリアンにランチに行く。度々お腹痛いなー・・・と思う。
14時頃、お茶をしにNEROへ移動。
free-wifiで陣痛の痛みがどれくらいかを調べる。
「陣痛は陣痛と分かる痛み」との意見が多く、
それほど痛くないから陣痛ではないなと思う。
15時頃、やっぱり怪しいと疑う。
スーパーに立ち寄り、数日分のパンを購入。
16時頃帰宅、おにぎりの準備をし、シャワーを浴びる。
キッチンにレトルトカレー・レトルト味噌汁・辛ラーメン等を用意。
「10分間隔で45~60秒の陣痛が来たら病院に電話」とのことなので時間を計る。
が、痛みの波が5~15分間隔と曖昧。
17時半頃、ぽんに帰ってきて電話をし、19時頃帰ってきてもらう。
20時頃、病院に電話を架ける(そして40分繋がらず・・・)
やっと繋がったと思ったら、3分間隔の1分持続するようになったら再度電話しろと言われる。
21時頃、3~5分間隔で2分持続になったので再度電話。
21時半か22時に病院に来るようと言われる。

陣痛ってめっちゃ痛い!って聞いてたけど、
これぐらいなら歯痛の方が痛いわ・・・などと車の中でぼやく。

21時40分頃、病院着。待合席にすでに4組待機中。
ぽんに受付を済ませてもらったが、この時点で立っていられず、床に四つん這い。
なぜか待っている妊婦に席を譲ってもらうが、座っていられず四つん這い。
待機中の4組を差し置いて、先に通される。
ある男性が「もう3分間隔1分持続で2時間も待っているんだ!」と言うのが聞こえる。
が、受付の人が
「明らかに彼女(私)の方が先よ」と言ってくれる。
そりゃあんたの奥さん、平然と椅子に座ってるやないの・・・
病院に早く着き過ぎなんですよ・・・

この時点で担当のmidwife(マリアさんというベテランさんでした)が決まる。
ちょっとした小部屋に案内され、モニター確認?と内診?をされる。
マリアがちょっと席を立ち、すぐにこっちに来てと案内される。
どうやらここがdelivery room(分娩室)らしい。

ん~?
あんまり早く病院に着き過ぎると家に帰されたり、
階段を往復しろと言われたりするって聞いてたけど、なんでこんなに順調なの?
と思っていたら、どうやら先ほどの内診でもう見え始めていたらしい。。
陣痛を陣痛ではないと無視してたら、結果良い方向に向かってくれました~

22時頃入室、マリアがいろいろ準備し始める。
ぽんの立会拒否と思っていたが、意識朦朧。
立会拒否って英語で言うのが面倒になりそのまま立会出産になることに。

いろいろ準備している間に、病院スタッフが回ってきて
「ベトナム語はわかるか?」とのこと。
あ~この病院はなんてインターナショナル、ベトナム人の妊婦さんが来たのね、
治療で言語が分からないのは不安だわね・・・わかるよ、その気持ち。。
などと、うすらぼんやり

続く

NHSにて出産 の感想

イギリスの医療制度NHS
財政難・待ち時間の長さ・予約の取りにくさ云々と問題があるようですが、
(でもそれって日本も一緒では?)
今回の出産に関しては、NHSにして本当に良かったと、
私もぽんも大満足しています。

NHSといっても病院に左右されることもあると聞いていたので、
私は出産では評判の良いsurrey州(ロンドンの隣)にあるkignston hospitalを指定。
キングストンはサリー州の州都なので、
この病院はかなり大規模!
出産当日の処置や入院中の対応に不満は全くありません。
むしろ噂に聞くプライベート病院より良かったと思います。
そして日本で出産するよりも良かったとも思う。
(日本の出産事情を詳しく知らないけど・・・)

♥ 悪かった点 ♥
①出産当日でしかキングストン病院に行けなかったこと。
担当地域外だったため、通常の検診は近所のGPとqueen Mary’s hospitalに通った。
②電話が繋がらなかった。
陣痛かも?と思って20時頃電話を架けたが、40分かけ続けても繋がらない。
代表電話に架けてextension numberをおしえてもらい、ようやく繋がる。
*日中はすぐ繋がるらしく、夜間は人が少ないためかと。

♥ 良かった点 ♥
①delivery suit(分娩室)が広い
トイレ・シャワー・洗面台完備、バランスボール有、
3泊分ほどの大量の荷物を持って行っても広げられる充分な広さ、
夜10時頃に入室→出産→休憩→翌日18時頃 と長時間占領。
回復具合と、後に出産予定の人が詰まっていたらすぐに追い出されたかも?
 ②母子同室
delivery suitもpostnatal ward(産後棟)共に。
③delivery suitにはbirth partner が終日同室できる。
但し、partner用にベッドはないので、イスでうつらうつら。
*postnatal wardはパートナーの宿泊不可です。
④ごはんはそこそこ
イギリスに1年半住んでいる人間にとっては、許容範囲内の味。
むしろイギリスっぽくて私は楽しめました~。
日替わりメニューで、食後にコーヒー・紅茶でます。
partnerには供給されないので、病院内のレストラン・カフェなどで食事です。
⑤midwivesのチームプレーが良い。
専属のmidwifeが1人付き、状況に応じて数名手助け。
麻酔時は麻酔科医+助手、会陰切開・縫合時は産科医?+助手など。
オマタを広げた状態で入れ替わり立ち替わりだったけど、
それどころじゃなかったので問題なし。
⑥通訳さん付く
近所のGPは自力だけど、
q.Mary’s hospitalの検診時には通訳さんが無料で付けられた。
⑦とにかく全部無料
検診時~出産時~産後ケア全部無料。
あとで知ったのですが、無痛分娩って日本だと追加料金かかるのね・・・
一般的だと思って気軽に「無痛で!」って主張してました。
あれだけの設備・対応をしてもらって無料とは、NHSって本当にすごい制度。
無駄に税金が高いだけではありません!
ちゃんと活用されています~

もしももしも、もう1人産むとしたら、
またキングストン病院のNHSを指定すると思う。
でもその前に帰国ねーハハ

bounty pack

いつもらえるんだろー?と思っていたbounty pack(様々なサンプルセット)、
入院中に各部屋を回ってきた(業者?の)方から頂きましたー。

中身は

おしり拭き、オムツ、洗剤、ボディシャンプー、かぶれ防止クリーム諸々サンプルと
大量のバウチャー(割引券)でした。

妊娠中からもらえるアルバム等々あるようですが、
どうやって入手するのか結局分からず仕舞いでご紹介できません~